
今月、無事に子供が産まれました。
初産だったので、僕が思っていたよりもはるかに大変、壮絶な出産となりました。しかしながら、職場の配慮のおかげでパパ育休を取得することができ、それによって嫁のサポートに徹することができました。
ドラマとかの出産のシーンって、夫が病院に着くと病室に生まれた赤ちゃんとそれを抱き抱えるお母さんがいるみたいなものが多いイメージがあります。僕もなんとなくそうなるのかなと思っていました。
しかし、うちの場合は近くに親族がいないので頼れる人はいないという状況でした。なので初めから僕が全面的にフォローをする必要があることは決まっていました。
無事に出産が終わった今となっては、すべての瞬間に立ち会えてよかったと思っています。
その様子をお届けしたいと思います。
強めの陣痛1
夜中の12時ごろ、嫁が痛みに耐えられなさそうだったので病院へ送っていくことになりました。最近は夜中に起きて活動することなんて滅多になかったので、かなり身体がだるかったですが、嫁はそれ以上の苦痛を感じているわけなので、辛いなんて言っていられません。買いだめしておいた缶コーヒーを飲みながら運転しました。
病院へ着き、救急の入口で受付して産科へ向かいます。産科の中へは基本男性は入れないので、僕は入り口で待機(おそらく授乳中のお母さんたちもいたりするから?)。そこから1時間ほど経ったところで、「まだ子宮口(赤ちゃんが通る通路的な)が開いていない」ということで帰宅することに。
素人の僕でも嫁はかなり痛そうに見えたので、このままいよいよ出産かと思っていましたが、なかなか簡単にはいかないようでした。
帰宅しても当然嫁は痛がるので、僕は眠気を堪えながらお腹をさすりました。とは言っても1時間ほどさすったころに寝落ちしてしまいましたが・・。
強めの陣痛2
翌日のお昼前、嫁が「やっぱり痛すぎる」と言うので産科に連絡したところ病院に来るようにとのことだったので向かいました。
昨夜は救急で受付をしたので素早く産科に行くことができましたが、平日でしたのでいつも通り正面玄関から入って受付をして向かいました。正直、「こんなに痛そうなんだから特別にちゃちゃっと通してよ」と思いました。
診察を受けたところ入院決定、とりあえずいつでも処置を受けられる環境に身を置けることが確定したので一安心。僕は車から事前に嫁が準備した入院セットを汗だくになりながら運びました。
強まる陣痛
お産の部屋でもろもろ準備ができたのが確か13時ごろだったと思います。とりあえず助産師さんに長丁場になりそうということは聞いたのでコンビニで食料を調達して食べました。
さてここからが本当に大変で、だいたい10分に1回くらいのペースで陣痛がやってきます。その度に僕は用意してもらったテニスボールで嫁のお尻の辺りを押します。でも押す場所が違っていたり、やみくもに力を入れすぎたりして嫁に怒られるしまつ。。。
そんな無力な時間が1時間くらい流れました。この時間が一番辛かったと思います。
強力な助っ人
嫁と二人で陣痛と戦っていましたが、しばらくすると補助に入る助産師見習いが二人登場(正しくは実習生)。楽しくおしゃべりもしてくれるし陣痛が来れば体をさすったりお尻を押したりしてくれて本当に頼もしかったですね。
本当は夫である僕が体をさすったりしなければいけないんでしょうけど、僕より確実に上手な助っ人が目の前に二人もいるわけなので、ちょっと立ち位置を工夫して二人がサポートに入ってくれるように誘導したりしました。。。
(この二人の実習生さんは赤ちゃんが産まれて術後の処理が終わるまでサポートしてくれました)
気づいたら夜に
陣痛と戦い続けて気づいたら夜になりました。嫁は入院している立場なので病院食が用意されましたが、さすがに僕には何も出ないのでコンビニへ。なんだかガッツリ食べたいと思い大盛りの焼きそば弁当にサラダチキンをトッピングして大食いしてしまいました。。。でもお産(特に初産)は長丁場になるようなので、ガッツリ食べていて正解だったと思います。
ご飯を食べたら再び陣痛との戦いへ。
陣痛の周期を早めるために部屋の中を歩き回ったりしていました。
そんな感じで陣痛の周期を早めつつ再び子宮口を確認する診察へ。ちなみにこの診察は僕は立ち会えないということで家族用の待合室へ移動します。これは僕は男だからなのか、もしくは女性でもダメなのかはよくわかりません。
待合室から戻るとテレビで見るようなお産のシーンのようなセッテイングがなされていました。いよいよかと心の準備をしましたね。
ついに誕生
そこからちょっといろいろありましたが、なんとか無事に出産が終わりました。結果的には難産ということになりましたが、赤ちゃんに大きな影響はなさそうということでした。
さて無事に赤ちゃんが外に出てきてくれたと思ったら僕はまた待合室へ。出産後のお股の処理が長引いたみたいで、結局1時間ちょっとくらい待ちました。
そこから嫁と赤ちゃんと「面会」という形になり30分だけ会うことができました。
無事に生まれてきてくれた赤ちゃんを見て、自分が父になったということを実感したような湧かなかったような。
ということで面会終了後は早々に帰宅です。嫁は入院者という立場になるので、この辺厳しめです。病院によってこの辺のルールは違うと思いますけど。
翌日以降から退院まで
出産後は5日間入院して退院になるということで、毎日30分の面会のために病院に行きました。そこで赤ちゃんの写真を撮ったり恐る恐る抱っこをしたりして過ごしました。
あとは退院後は家で生活するわけなので、赤ちゃんをお迎えする準備を頑張りました。事前に準備はしていましたが、いざ赤ちゃんの家での生活をシミュレーションしてみると準備が足りていないことに気付かされます。なので毎日嫁とやり取りをして足りないものを西松屋とかに買いに行っていました。
赤ちゃんが生まれたということは家族が一人増えたということなので、役所に行って手続きもしました。事前にネットでどんな手続きが必要か調べたりもしましたが、実際に役所の窓口に行くと最低限回る必要がある場所を全て案内してもらえたので楽でした。
退院の日は土曜日だったので駐車場も院内もすっかすかで快適。運良く天気は曇りで赤ちゃん汗だくにならずに家に連れてくることができました。
これが本格的?な陣痛から出産、退院までのおおまかな流れです。