
VBAエキスパート試験に挑んだ理由と同じく、応用情報の結果が出るまでにいくつか資格を取ろうと思い、勉強に励む日々。VBAの次は日商PC検定。正直、資格の知名度や転職でのウケはわからないが、1級が難しそうな試験だったため興味を持った次第。
結果はタイトルにもある通り、合格。
需要があるかわからないが、合格までの道のりについて書いてみる。
日商PC検定とは
日本商工会議所が主催する、PCで受験する検定。
企業実務においてITを利活用するための実践的な知識とスキルをはかるためのもので、資格は3種類あり、「文書作成」はWord、「データ活用」はExcel、「プレゼン資料作成」はPowerPointを使用する。
実践的な知識については、ITパスポートにでてくるような問題をちょっと易しくしたようなレベルの問題がでてくる。試験直前に知ったが、知識問題は3種類の資格共通の共通問題と、それぞれの資格に関する問題が合わさって出題されるようだ。
レベルについては、1級、2級、3級とあり、その下にBasicがある。Basicは各ソフトの基本的な操作スキルをはかるだけのものだが、3級からは知識問題とソフトの操作スキルが問われる。
今回受験したのはExcelを使う「データ活用」の2級。
受験動機
先日VBAの試験は合格したし、受験はしていないがMOSExcelのスペシャリスト(初級)のほうの内容はおそらくほぼ完ぺき。それくらいの操作スキルはあると自負しているため、Excelを使う試験ならちょっと勉強すれば取れるだろうと思っていた。
VBAの試験が終わってからいろいろな資格を漁っていて、日商PC検定が目に入った。名前は聞いたことがあったが、いまいち試験内容がわからなかったため、調べてみたところ1級のレベルが高かった。ソフトの操作スキル以外に論述回答の問題があり、これはかなり時間をかけなければ取れないと思った。2級の問題を見てみたところ、そこまで難易度は高くなく、あまり使用経験のないピポットテーブルを使用する問題だったため、良い機会だと思い受験を決めた次第。
結果
結果は先述の通り、合格。
知識問題は91点で実技のほうは100点だった。知識問題はどれを外したのか知りたいが残念ながら不可能。実技のほうは見直しをしたおかげで致命的なミスに気づくことができ満点。
勉強方法
テキストはこれだけ。
これを1周読んで、3回分の模擬試験はすべて2回ずつ行った。
勉強期間は2週間程度だが、ピポットテーブルの操作以外のことはほとんどわかっている状態で学習を始めているから参考にならないと思う。
試験前日まで余裕かなと思っていたが、前日に知識科目に共通問題があり、共通問題はこのテキストには載っていないことを知ってさすがに焦った。
一応こういった知識科目対策のテキストもあるようだったが、前日に買い足して勉強する気にはならなかった。
だめもとでYouTubeで調べてみたら、知識科目の解説をしてくれているチャンネルがあったため、それで試験当日に2時間くらい勉強した。「WEB制作P2P」というチャンネルだった。本当に感謝。おまけに実技の模擬問題も実演してくれていて、もしかしたらこのチャンネルの動画だけで勉強できたんじゃないかと思うほどのコンテンツだった。
とはいえ、知識科目の出題内容は本当にITパスポートみたいな内容で、応用情報の勉強をしていた僕からすると大したことはなかったかも(3問くらい外したけど)。特に電子署名や公開鍵暗号方式のところは、初学者は苦労するんだろうなと思う。
ということで、試験に向けた勉強はこのくらいだった。
次に向けて
自分でいうのもあれだが、今の僕にとってはそんなに頑張らずにとれるようなレベルの試験だった。だからこれで満足せずにいずれは1級もチャレンジするかも?2級で終わるのは半端だし。
ただし、12月25日には応用情報の結果が出るため、これで次の勉強は大きく変わる。
もし合格していれば応用情報の上位試験、おそらく情報処理安全確保支援士にチャレンジするし、落ちていたら次の応用情報の試験に向けてまた頑張るのみ。これは確実。
だからIPAの資格以外の資格へのチャレンジはいったんここで終了かも。
勇んでテキストだけ購入してしまった資格もあるが、それはまた追々。
とりあえずお疲れ、自分。

