資格の取得に意味はあるのか

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最近、VBAエキスパートと日商PC検定2級に合格した。その他にも、去年は基本情報技術者と情報セキュリティマネジメントに合格している。ちなみに応用情報技術者は10月に受験して結果待ち。

ということで、去年から資格の取得についてはかなり意欲が高くなっている状態であると思う。

ただ、冷静になって考えると資格の取得にどんな意味があるのかと思うときがある。

資格を取るためには勉強代と試験の受験代が最低限かかることになる。勉強のためにテキストを買うし、受験代だって安くはない。

ここらでしっかり考えておくべきことだと思う。

IT分野では資格は必須ではない

「弁護士」「保育士」「看護士」などのように、士業は資格の取得が必須。

だが、IT分野のお仕事にそういったものはほとんどないと思う。少なくともプログラマーだったりSEだったりをやるのに資格は必要ではない。

求人を眺めると「応用情報技術者以上の資格があるとなおよい」などと書いてあることはあれど、それは資格の所持というよりその資格をとれるくらいの知識がある人を求めているという意図があるだろう。

だからIT分野の人材、特に中途採用では資格よりも実務経験のほうを重視していると思う。ハローワークの求人を見ても「実務経験〇年以上が望ましい」などと書いてある求人をよく見かける。

そう、僕に足りていないのは実務経験。IT企業でSIerをやっていたことはあるが、教育系のお仕事の歴のほうが長くなってしまった。

資格と年収は結び付きにくい

これは今の僕の環境での話。

企業によっては特定の資格に手当てがつくと思うから、そういった資格を狙ってとれば手当分、年収がアップするだろう。

しかし僕の職場にそういった手当はないため、資格を取ったからといってそれが目に見える形で年収に反映されることはない。だから資格取得にお金をかけてもその分の費用を回収できない。

もちろんVBAエキスパートなどは勉強したことによってVBAへの理解が深まったし、日商PC検定を勉強したことでピポットテーブルが使えるようになった。これを業務に活かせば多少なりとも効率アップにつながるかもしれない。だがそれも年収にはほぼほぼ関係はないだろう。

転職時に評価の高い資格を取るべき

目先のお金目的に資格を取ってもあまり意味はない。

なぜなら資格を取ったとしても数年たてばその知識は風化してしまうから。IT企業で働いていた時にG検定を取ったが、正直すべて忘れた。忘れすぎて怖くて履歴書にもかけないくらいに。

だから転職時にアピールしたい資格は転職直前で取るのがベストだと思う(個人的な意見)。いくら応用情報を持っていたとして、合格したのが10年前とかだとさすがにインパクトは薄そう。評価する側としては「そのときは頑張ったんだね」くらいにしか思ってくれなさそう。

ここぞの転職のタイミングに合わせて強い資格は取りたいところ。それが僕の場合、応用情報になるのかさらに上位の資格になるのか。

資格を取ることが目的

ちょっと話はずれるが、資格をとることが一つの目的なのかもしれない。

本来は、業務に役立てたり転職時にアピールするために資格をとるというのが正しいのだろうが、僕の場合はちょっと違うのかもしれない。

正直僕は義務教育の勉強が嫌いだった。高校から全然授業が理解できなくなって、「あれ、自分ってバカだったのか」と思い知らされた。赤点もとったし多分学年でかなり後ろのほうだったと思う。結局センター試験もさんざんな点数だった。

そんな自分が「勉強が楽しい」と思って資格の取得に取り組んでいる。これがすべてだと思う。だから、資格の取得は趣味の領域になりつつあるのかもしれない。

まとめ

ただの自分の話になってしまったが、資格の取得は年収には結び付きにくいし、転職で役立てるべきということを再確認できたし、結局は趣味なのかもしれない。

ちなみにこれまで取った資格は以下の通り。

  • 販売士3級
  • 販売士2級
  • ITパスポート
  • G検定
  • FP3級
  • 基本情報技術者
  • 情報セキュリティマネジメント
  • VBAエキスパート スタンダード
  • 日商PC検定データ活用2級

もっと大物を狙いたい。

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